
今回も、質問フォームに頂いた質問に回答させていただきます\(^o^)/
【ご質問:「となかぞ」ご覧になりましたか?】
いつも読ませて頂いてます。
以前、「隣の家族は青く見える」を視聴しているとこちらに書かれていましたね。
そして最終回、見てないけど結末は知ってるとブログに書かれていたと記憶してますが、結末を知ってこうめさんはどう感じましたか?
奈々と大器夫婦は、すごく仲が良くて相手を大切にしてて、こんな夫婦にこそ赤ちゃんが来てほしいなと思って観ていました。
最終回は残念な結果かもしれませんが、不思議と悲壮感はなくむしろこの二人ならずっと仲良くやっていける、希望が持てる最終回だと感じました。
妊活中はどうしても暗くなったり、夫婦間がギクシャクしたり、マイナスなこともありますが、大切なことを描いてくれたと思います。
やさぐれモードで見始めたこうめさんの感想を聞いてみたいです。
ネタ切れに困ったときにでも、書いてくれると嬉しいです(笑)(青山さん)
【返信】
ネタ切れのことも心配してもらっちゃって・・・(#^^#)ウフフ
以前「となかぞ」(ドラマ:隣の家族は青く見える)について書いた記事はコチラ!

最後までみました!
最終回が終わりしばらく経ちますが、今でもドラマの内容を思い出しては考えさせられる部分があるなーと思っていたので、私にとってこちらの質問はまだまだタイムリーでした!
当初の感想は「不妊治療やめちゃうなんて、もったいない」
主人公の奈々が流産してしまい、その後不妊治療をやめる決断をしたときの正直な感想は
「1回の移植で1発妊娠だったのに、ここでやめちゃうなんてもったいない!」
でした。(ドラマだから、単に巻きで話を展開させただけかもしれませんが)
感情移入しまくっているからこそ、どうしても自分と比べてしまって
「私なんか今までちょびっとしかHCG出たことないのに・・・。それどころか採卵で躓くばっかりなのに・・・!それに比べて奈々は一発陽性だし、今回の結果は残念だったけど妊娠できる体だってわかったわけだし、もう少し続ければきっとうまくいくだろうに・・・!ていうか残りの凍結胚はどうするんだろう?」
とか何とか、やさぐれも入ってまあとにかくよけいなお世話オンパレードでしたよ。
でもちょっと時間を置いてみると、また少し感じ方が変わってきました。
自分の答えは他人の正解とは限らない
ひとつの命と、夫婦とで真剣に向き合った結果、治療をやめようという決断。
どの段階でやめるかなんて、他人に口出しできるものでもないし本当の事情や気持ちなんて本人にしかわからないですよね。
「自分だったらこうするのに!」
「なんでこうしないんだろう??」
とかつい言いたくなるけれど、それが誰かの正解になるかはまた別の話。
同じ不妊治療経験者でもこうして感じることや意見が違ってくるんだから、それ以外の立場だったらなおさらなんだろうなー。
それでも、全部を共感するのは難しくても、相手のことを想像して理解しようとすることはできる。
そんなことを、様々な住人たちの生き方を通して示していたドラマなのかなと思いました。
奈々と大器夫婦の答えの出し方と、そこに至るまでの葛藤や苦しみは見ていて辛い部分もありましたが、そうした姿に感情移入する一方で
と自分達のことを客観的に見る材料にもなりました。
そして奈々たちにとって、当初の願望は叶わなかった結末だから一見バッドエンドルートかと思いきや、目指していたものとは違っても、見方や角度を変えればその良さに気づける・・・
という優しい希望がありました。
単純なハッピーエンドではない、心に残るいいドラマだったと思います!
海原こうめ
ライブドアブログ「妊活は忍活?!アラフォー不妊治療体験記―その後―」で自身の不妊治療体験や治療を終えた後の夫婦の日常アレコレを執筆中