
皆さんは今までに誰かを羨ましく思ったこと、ありませんか?
人間は、他人の持ち物や地位、存在感、身分、顔、性格、彼氏、旦那、子供に至るまで、ありとあらゆるものを無意識に自分のものと比べてしまいますよね。
そして自分には無いもの・劣っているものがあると
『羨ましい』『いいなぁ』
そんなふうに感じ、相手を羨望の眼差しで見たり、嫉妬心を燃やすとともに、自分に対して劣等感を持ってしまう。
自分のどこに劣等感を持つのかは人それぞれですが、人と比べてしまったとたんに自分のすべてが色褪せてしまったような焦燥感や諦めの気持ちに陥ってしまったり。
しかし、たいてはそんな劣等感も一瞬で、ため息の一つ二つ吐けば忘れてしまうような些細な感情です。
ところが、それでは終わらない『黒い感情』に陥ってしまう人もいます。
マイナス感情ばかりの人って・・・?
それは、相手には似合わない・自分のほうが合っているなどという自己評価を持って
『壊してやろう』『奪ってやろう』
というような、その相手を貶める行動に走らせるマイナス感情です。
こういう人はどんな状況に置かれても満足する、ということが無く、自分の人生に対する充実度や満足度・幸福度が低く、常に不平不満を口にしていることが多いです。
負けず嫌いにも何通りかあります。
・人に負けないように日々努力を惜しまない『鍛練タイプ』
・人に負けないように周囲に優秀な人間を置かない『お山の大将タイプ』
・人に負けないように対象を壊す『破壊神タイプ』
・人に負けないように対象を奪う『泥棒タイプ』
仕事でも恋愛でもそうですが、羨ましがっているだけでは通常自分へ還元されるものは何もありませんよね。
『私も頑張るぞ』
という前向きな感情が芽生えればいいのですが、変に勝ち負けにこだわって相手を貶める行動に走ってしまうと、羨んだものを破壊・奪取した後が大変です。
人それぞれの『持っているもの』というのには、持ちものですからメンテナンスが必要なのです。
羨ましかった相手が持っていたものを、輝きを落とさないように自分も磨いていかなければいけない、輝きを維持・継続させなければいけないのです。
相手を失脚させて引きずり下ろすことに成功し、今度は自分にお鉢が回ってきたとしたら、その相手以上の働きをしなければ周囲も顧客も部下も評価もついてきません。
上手く奪えたとしても、相当大変な努力とメンテナンスが待っているのです。
男もそうです。例えば誰かの旦那。
奪えたとしても、ずっと情熱を維持し続けていくのはとても大変です。
あんなに素敵だと思ったのが嘘のような有様になったり、こちらが飽きられたり。
奪った男というのは、飽きたらまた別の女に手を出すことを忘れないで下さい。
努力無くして芝は青くならないから・・・
奪った・壊したものというのは一生自分の人生に影響を与えるのですが、とくに、壊しただけの場合は大変です。
相手を羨み、妬んで行動し、罠にはめたりして壊しただけの場合。
壊すだけという行為は、目に見えて得るものが無いので、満足感や達成感が出ずらいのです。
そういう人の特徴として、他人のゴシップや悪口が目立ちます。
人の悪口をよく言う人には近づかない。
何が気に障る・嫉妬されるかわからないこういうタイプ、次のターゲットはあなたになるかもしれないからです。
話が少し逸れましたが、隣の芝生が青く見えるのは、その人が一生懸命メンテナンスしてるから。
もしあなたが奪いたい・壊したいと思ってしまった時は、相手のそういった『努力や背景』を思い浮かべるようにして下さい。
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アラフォー世代。旧ダメ男製造機。崖っぷちながらも結婚・出産し現在に至る。